2010(1月2月)

 

2月28日(日) 

 “土が米を作るんだ!俺は助けてやるだけだ”(日本一旨い米を作る農家の主) “私が作るんじゃない。麹菌と蔵が酒を造るんですよ・・・!”(銘酒の蔵元で) “健康、健康と言っているのが不健康”(病院で) http://www.nippon-p.org/mov-cast.html “”降りてゆく生き方“” 昨日は、友人に誘われ武田鉄也さん主演の映画を見に日野市七生公会堂に行きました。この映画、一般の上映館では公開されず、各地の市民会館や文化センターでの公開のみ。主催は、日野環境フォーラム実行委員会。冒頭、日野市長の挨拶があり、上映後は架空の市、青空市長の挨拶、その後はその市長を交え、意見交換会。日本社会が昇ってきたこと、心の中で今後の歩む道を問うことがテーマの映画でした。意見交換会では、日ごろ心の奥に潜んでいたことを発言しだしてとまらない方も、何人かおられました。ご年配の方が多かったのですが、30代後半40代がこれからの道を自分に問うための映画でした。友人は、私が会社勤め時代からの付き合い、私がまったく違う道を歩みだしたことも、この映画を見ようと思ったきっかけだったようです。この映画、冒頭の言葉の他にも、心に伝わる台詞が散りばめられています。農村の映像が美しく、母の故郷、高知県安芸市で過ごした幼い頃の夏休みの記憶が蘇ってきました。

2月27日(土)

 23日の続き働き方について会社員の頃、定年退職を迎える社員が継続雇用を選ぶか、取引先で雇用されるか、選択することに関わりました。親しくしていただいている社長より、○○さんが今年定年退職になるそうだが、ぜひうちに来てもらいたい。話をまとめてもらえないか・・・・という内容。お金の問題だけでなく、その後の働くことへの満足度の問題。継続雇用となり、同様な仕事で給料が60%か。勤務先を変えて、彼の技能を活かし給与は80%。年金の減額、高年齢雇用継続給付などを勘案すると、1万円程度会社を変わった方が増える。そのとき、私は名古屋におり、すでに退職予定だったことでもあり、第3者の立場でアドバイスしました。おそらく、その社長に親しくしていただいた私がいなかったなら、そのまま継続雇用の道を選んだと思います。長年お世話になった会社への思いや、周りの引きとめも強かったようでしたが、結局、その社長の彼への思いが通じ積み重ねた経験、技能を更にいかせる転職の道を選びました。会社は、そのような話があるとは知らず、当たり前のように、同様の仕事で安く使えると思い込んでいたので、なんの手も打てませんでした。このケース、もらう給与は10万円の差がありましたが年金の減額、雇用継続給付を考慮すると、差額は1万円弱。社会保険料、所得税、住民税を考慮すると逆転の可能性もあります。会社に残ることが当たり前と決め付けず、きちんと、年金、雇用継続給付などを設計し提示し、彼の貢献や技能を考慮し十分な話し合いをすれば、継続を選んだと思います。このようなところに、従業員に対する会社の姿勢があらわれます。彼の会社へ行くと、彼の国家1級技能士の免除が目立つところにおかれ、元気な顔を見るたびに、いい選択だったなと思います。やはり不満はあるようですが・・・・彼は、日ごろに仕事ぶりが認められ、60歳以降の選択肢を増やすことができました。あの社長にしても、60歳のものをその年収で雇入れることは決断だったように思います。

2月23日(火)

20日の続き働き方につて60歳以降の雇用継続給付金や年金、給料も大切ですが、自分にとって“働くこと”をどのように位置づけるかが、最も大切に思います。同じ会社にいて、仕事の内容はさしてかわらず、会社からの給料は大幅減のパターンが、多いようですが、暫くすると、仕事のモチベーションが、落ちてしまう方も多いようです。年金を減らされることを心配するより、働き方に見合った給料を得ることとの、メンタル面での比較も重要です。パターン

 (おおまかな例)

①雇用保険のみ加入(週労働時間20時間以上30時間未満) 

年金は減額されず、高年齢雇用継続給付は受給可能。 短時間勤務となり給料に見合った仕事となる。 2年間は健康保険の任意継続給付(保険料29000円程度、奥さんも扶養に。奥さ んが、60歳未満ですと国民年金に加入、2年後、それぞれ国民健康保険に加入

②健康保険、厚生年金にも加入(給与は大幅減) 

週労働時間30時間以上(会社の所定労働時間週40時間の場合) 厚生年金の保険料負担はあり、更に年金は2~3万円減額されるが、雇用継続給付は2~3万 円。退職後の厚生年金給付は上昇、(1年働くと年金額15000円程度アップ 給与が下がっても仕事はあまり変わらず不満が・・・)

 ③健康保険、厚生年金にも加入② (給与も変わらず40万~) 年金は受給できず、雇用継続給付もない。1年働くと年金額が25000円程度アップ仕事の満足度は大きい                 

 ④健康保険、厚生年金にも加入② (給与33万円程度)    

雇用継続給付はなく、年金も6~8万円減額。1年働くと年金額が22000円程度アップ仕事と給与には納得

⑤雇用保険も未加入(週20時間未満)     

年金が減額されず、気楽に働く     

仕事と新しい家庭生活の両立が課題60歳以降、平均寿命としても男性18年 女性23年人生はまだこれからですね。65歳時点での平均余命は、男性18年(83歳)女性23年(88歳)実際には平均寿命を超える方が大半です。後期高齢者(75歳)になって、ようやく歳をとったという感じでしょうか。高齢化社会が急速に進展し、多くの人が想像以上に元気な時間を過ごすことになり、60歳以降のライフプランを考えることが、極めて重要になっています。続きます

2月20日(土)

在職した会社のOB5名の集まりがありました。皆さん、私より先輩、主催の方は創業者を支えた元役員、定年退職後、更に技能と能力を生かし、大学院の講師、国の技能検定委員などで活躍されている方。この方の縁で名古屋から戻り1年、別の会社で過ごすことになりました。元工場長で来年60歳になる方が、60歳後継続雇用の場合の、雇用保険の高年齢継続給付や年金の減額についていろいろ調べているというので、ややこしすぎることになって結局誤解をしてしまうので、データを教えてくれたら試算しますよ。とお話ししました。また役所で聞いても社会保険事務所では年金のことしか答えられないし、ハローワークでは、会社が手続をし、ご自分で行くわけでもなく、また当然年金のことは答えられません。また、その方の雇われ方、定年前、後の年収、家族構成によっても全く違ったものになってしまいます。数回にわけて、基本的なことを書いてみます。第1回 基本事項60歳定年後継続雇用 65歳まで働くと (やはり正確さより、おおまかに記載します)  雇用保険より高年齢雇用継続給付   他の企業に再就職でも対象になります。                               

雇用保険より最大給与の15%の給付。多くの場合給与が20万くらいで給付が3万円くらいというパターンと推定されますね。月給が33万円くらいまでなら、受給の可能性がありますが、収入が増えれば、年金が減ることになります。

老齢厚生年金の調整                                                

年金月額と給与(標準報酬)+1年間の賞与の12分の1が28万円を超えると、超えた額の半分の年金額が減額されます。上記の給付は合計の対象外ですが、ただし、15%の雇用継続給付があると、更に年金額が給与(標準報酬)の6%減額があります。ただし、65歳から支給される国民年金を繰り上げても、その額は対象外となります。厚生年金ではないのでこう書いただけでも、実際の計算はとてもややこしくなり個別の事例を、検証するしかありません。続く (不定期)

2月18日(水)

労働時間についてシステムエンジニアの友人が、“”リーマンショックまでは、毎月80~100時間の残業をしていたが、最近めっきり減ってしまいかえって調子が悪いよ。50時間くらいがちょうどいいな・・・・80時間超すと精神的にも体力的にもしんどくなって、100時超になるとどうもおかしくなってくるよ・・・などといっています。4月1日より労働基準法が改正され、1ヶ月60時間超の残業(一日8時間超、法定休日労働時間は除く)には賃金割増率が現在の倍の50%になります。また、安衛法(労働安全衛生法第66条の8)では、時間外労働100時間超(休日出勤含む)は医師のよる面接指導が定められ、80時間超では面接指導の努力義務。また労災認定では、残業が1ヵ月100時間超か80時間超の残業が数ヶ月続いた場合であれば、精神疾患、心臓・脳血管疾患が発生した場合業務上の災害としての労災認定の可能性が極めて高くなります。会社での健康診断は健康保険法によるものではなく、労働安全衛生法に基づいて行われ、更に、脳疾患・脳血管疾患の可能性がある場合(健康診断の結果による)については、労働者災害補償保険法に基づき二次健康診断が行われます。(メタボ健診は健康保険法の定め)健康診断には随分、いろいろな法律がかかわってくるものです。冒頭の友人の話は、特にこれらのものを意識した話ではなく、自然な彼の気持ちでその時間数を話したものでした。彼の話しを聞いたとき、“やはり、その時間数はそれなりの根拠があるのだな。”と、納得しました。今回の時間外労働に関する